常磐道あおり運転、強要容疑で再逮捕へ 暴行より重い罪

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 茨城県守谷市常磐道で、男性があおり運転を受けた後に殴られて負傷した事件で、茨城県警は、傷害容疑で逮捕した宮崎文夫容疑者(43)=大阪市東住吉区=が勾留期限を迎える8日にも、男性の車を無理やり停止させたとする強要容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。あおり運転を強要容疑で立件するのは全国初とみられる。

 捜査関係者によると、宮崎容疑者は8月10日朝、守谷市大柏の守谷サービスエリア付近まで数キロにわたって、会社員男性(24)=茨城県阿見町=が運転する乗用車に対し、幅寄せなどのあおり運転を繰り返し、男性に恐怖心を与え、停止する義務がないのに車を止めさせた疑いがある。

 宮崎容疑者は男性を殴ったとする傷害容疑で逮捕されたが、県警はあおり運転そのものについても暴行容疑などでの立件をめざしていた。あおり運転はこれまで、道路交通法違反(車間距離不保持など)や暴行罪が適用されてきた。道交法違反や暴行罪には罰金刑があるが、強要罪の刑罰は3年以下の懲役のみで罰金刑はない。県警は悪質性を重くみて、より刑罰の重い強要罪の適用に踏み切ったとみられる。

 捜査関係者によると、宮崎容…

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