安倍晋三首相(自民党総裁)は6日、ロシア・ウラジオストクから帰国。11日の内閣改造・党役員人事へ人選を本格化させ、外相に茂木敏充経済再生相を充てる方向で調整に入った。国土交通相には、公明党の石井啓一氏の後任に同党の赤羽(あかば)一嘉・元経済産業副大臣を起用する方向で調整する。
外交・安全保障の司令塔である国家安全保障局(NSS)の谷内(やち)正太郎局長も今回の改造に合わせて退任。後任には北村滋内閣情報官を起用する方向だ。
茂木氏は1993年、当時の日本新党から初当選した。自民党に移り、当選9回。第2次安倍政権では経済産業相や党政調会長など要職を歴任した。自民党竹下派(平成研究会)の会長代行を務める。
茂木氏は経済再生相として日米…