「この高校なら行きたい」不登校だった息子は変わった

有料記事「不人気校」奇跡の物語

大鹿靖明
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続・奇跡の高校②(全4回)

 少子化が進む中で生徒数を確保しようとすれば、学校の偏差値を上げ、有名大学への進学実績をアピールしたい――。多くの学校経営者はそう考えるだろう。だが、それだけではなく、既存の教育システムに居場所をみつけにくい子どもたちを受け入れ、「生きる力」を身につけさせようとすることで人気を集める高校が、北海道にある。(敬称略)

     ◇

 7月19日、札幌新陽高校1年の吉田大朗(ひろあき)は、札幌市内の小、中学校の校長や教頭を集めた研修会で講演していた。

 「僕はよそ者扱いされ、無視され、陰口をたたかれました。学校の中では誰も頼れる人がいませんでした」

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 吉田にとっては、大勢の大人…

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