外相に茂木氏起用、河野氏を交代 内閣改造で首相調整

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 安倍晋三首相は、11日の内閣改造で外相に茂木敏充経済再生相を起用する方向で調整に入った。悪化する日韓関係や、米イランの対立で緊張が高まる中東情勢、相次ぐミサイル発射の一方で拉致問題に進展がみられない北朝鮮問題など、課題が山積する外交の打開をめざす。

 茂木氏は経済再生相として日米貿易交渉を担い、閣僚級協議を重ねて8月の日米首脳会談での大枠合意に導いた。首相はこうした手腕を高く評価した。

 茂木氏は自民党第3派閥の竹下派(平成研究会)の会長代行。昨秋の党総裁選では、同派の参院側が首相の対立候補となった石破茂・元幹事長支持を打ち出す中、首相に近い茂木氏らが巻き返し、衆院側の多数を首相支持でまとめたことも評価されたとみられる。

 1993年に当時の日本新党

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