スタバで語り合う認知症 当事者・家族の「カフェ」開催

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大宮慎次朗
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 コーヒーチェーンのスターバックスコーヒー(スタバ)で、認知症の人や家族が交流する「サクラカフェ」が5日、仙台市青葉区で開かれた。参加者17人がコーヒーを片手に、認知症の悩みや介護の苦労を分かち合った。

 会場は、仙台市中心部のクリスロード商店街にあるスタバ仙台クリスロード店。主催した近くの桜井薬局の石井健太郎専務(39)は、「薬を売るだけで病気の根本的な解決になるのか」と思っていたという。東京都内のスタバで開かれた認知症カフェを知り、仙台での開催を企画した。家にこもりがちの人も、「おしゃれなスタバなら気軽に来てもらえるんじゃないか」と考えた。

 参加した同市若林区の青果店経営の女性(38)は昨年、60代の母が軽度認知症と診断されたと語った。手慣れたはずの料理で何度も母から「私、塩入れたっけ?」と尋ねられ、病気とわかっているのに接し方がきつくなって、口論になったことを反省しているという。母の気持ちを尊重できる話し方を考えたくて、カフェに足を運んだ。

 「周りに認知症のことを話せ…

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