「異性愛者のためのパレード」が8月31日、米ボストンで開かれた。主催者は「性的少数者に反対する目的はない」と言う。これは表現の自由の範囲内なのだろうか。(ボストン=藤原学思)
「ストレート(異性愛者)って素晴らしい」
「普通であることを、再び普通にしよう」
そんなメッセージを掲げた約150人が街を練り歩く。「トランプ 2020」という大統領再選を願うボードが載せられたトラックとともに。
ずらりと並んだ警官とフェンスで仕切られた沿道には1千人超の市民が集まり、参加者に「レイシスト(差別主義者)!」と中指を立てる。悔しさで涙を流す女性もいる。一方で笑顔で親指を立て、賛意を示す男性もいる。
1時間ほどのパレードが終わると衝突が起きた。若い男性が、トランプ氏の決めぜりふ「米国を再び偉大に」が書かれた赤いキャップをパレード参加者の頭から奪い、投げ捨てる。それに対して「くそ野郎!」。
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パレード主催団体と白人至上…
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