イラン、核開発さらなる制限破りか 米国などの反発必至

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テヘラン=杉崎慎弥 ワシントン=渡辺丘
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 英独仏などと核開発の制限で合意しながら、制限破りを続けているイランのザリフ外相は3日、「ロハニ大統領が近く(制限破りの)第3弾の詳細を発表する」と述べた。イラン国営テレビが伝えた。すでに、保有する低濃縮ウランの濃縮度などに関する制限を破っており、敵対する米国や国際社会からの反発は必至だ。

 ロハニ師が4日にも発表する可能性がある。

 イラン国営テレビによると、ザリフ氏は3日、訪問先のバングラデシュで「第3弾の実行は、交渉の道が途絶えることを意味しない」と強調。イランが核合意にとどまり、経済的利益を得るために外交交渉を続ける意向を示した。だが、イランが保有するウランの濃縮度を20%にまで高めるのではないかとの懸念が出ている。濃縮度が20%になれば濃縮工程の大部分を終えたことになり、核爆弾の製造に必要な90%の高濃縮ウランをごく短期間で作れるとの見方もある。

 一方、米国務省は3日、イラ…

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