神宮球場の人工芝、張り替えた元ラガーマンのこだわり

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志村亮
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神宮球場物語④

 プロ野球12球団の本拠地で天然芝を敷く野球場は現在、マツダ・ズームズーム・スタジアム広島、阪神甲子園球場、楽天生命パーク宮城の三つ。あとは人工芝だ。

 選手の身体への負担を軽くするなら天然芝が良いという意見がある。日本ハムが北海道で構想中の新球場は、天然芝を採用する予定だ。

 ヤクルトの本拠地、明治神宮野球場では2008年から、住友ゴム工業の人工芝「ハイブリッドターフ」を採用する。球場によっては内野が土、外野が芝などいろいろな使い方があるが、神宮は内野も外野も全面、人工芝だ。

 選手にとっての理想は天然芝ではありませんか。住友ゴム工業ハイブリッド事業本部の国近雄介さん(46)にたずねると「良い状態の天然芝に勝るものはありません」と否定しない。国近さんは神宮が2015年、現在の人工芝に張り替えた当時の担当者だった。

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年500以上の野球の試合が催される野球場があります。東京都新宿区にある明治神宮野球場。プロ球団の本拠地球場であり、アマチュア野球の「聖地」でもあります。90年以上の歴史を誇りますが、一方で、初めての建て替えの検討も始まっています。そんな日本を代表する野球場を、関わりの深い人たちのエピソードを通じて描きます。

 ただし、「良い状態の天然芝…

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