文大統領、疑惑の法相候補任命を強行か 外遊後に判断へ

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ソウル=武田肇
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 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は3日、最側近で、娘の不正入学疑惑などが指摘されている法相候補の曺国(チョグク)・前大統領府民情首席秘書官について、外遊から帰国後の7日以降に正式に任命するかを判断する考えを示した。大統領府報道官が3日、会見で明らかにした。

 韓国では大統領が閣僚を任命する。ただ、事前に国会に候補者を伝え、人事聴聞会で財産状況などの調査を受けて人事案に同意を得る仕組みになっている。

 報道官によると、文氏は3日、国会に対し、6日までに調査結果の報告書を出すよう要請した。国会は保守系の自由韓国党など、野党が過半数を占めており、文氏の要請を拒む考えだ。国会が期限内に報告書を出さない場合、大統領が任命を決定できるため、この日の要請は文氏が強行突破を図る布石だと受け止められている。

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 一方、曺氏は2日午後から3…

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