和歌山)中世熊野信仰物語る「御正体」展 新宮

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東孝司
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 熊野詣での参拝者が奉納した「御正体(みしょうたい)」という文化財など、7月に国の重要文化財に一括して指定された「阿須賀神社境内(蓬萊山)出土品」を公開する記念企画展が、和歌山県新宮市阿須賀1丁目の市立歴史民俗資料館で開かれている。

 御正体は、鏡面や円形の銅板に神仏の像を線刻・墨書したり、立体の像を取り付けたりしたもので、阿須賀神社に伝わるのは平安時代末から室町時代にかけての品々。会場に展示されているのは47点で、多くは阿須賀神社の祭神の本地仏である大威徳明王を表しているが、薬師如来阿弥陀如来、千手観音という熊野三山の本地仏もある。

 ほかに石に経文の字を書いた…

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