安全・柔軟・低コストな電池、紙おむつの技術使い量産へ

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中島嘉克
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 電気自動車(EV)やスマートフォンなどで蓄電池のニーズが広がるなか、ほぼ樹脂だけによる次世代型の「全樹脂電池」が注目されている。従来の電池より安全で生産コストも減らせ、折り曲げるなど加工の自由度も広がるためだ。京都の化学メーカーが紙おむつで培った技術を注ぎ、2021年の量産化をめざす。

 現在のリチウムイオン電池は、変形や落下の衝撃などでショートすると発火や爆発の事故が起きる。電気が流れる時の「抵抗」が原因で、電池の素材となる金属の抵抗が小さいため電流を勢いよく通してしまうのだ。

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 これに対して、抵抗が大きい…

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