月5500円、地方紙電子版の勝算は 部数減り活路探る

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土屋亮
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 新聞の部数減少が続くなか、電子版を強化し、有料読者の獲得に本腰を入れる地方新聞社が増えている。特色あるサービスを打ち出すなど、模索が続く。

 月額5500円。香川県の四国新聞は、飛び抜けて高額の電子版「ビジネスライブ」(https://www.shikoku-np.co.jp/bl/別ウインドウで開きます)で注目を集めている。紙の新聞は月額3400円だ。併読割引はなく、別のサービスと位置づけている。

 主にビジネスマンに営業ツールとして使ってもらうことを想定し、個人より法人の契約が多い。新聞記事を転載するだけでなく、県内企業の決算や新商品の発表、景気指標や倒産情報などを細かく報じる。

 豊富な人事情報も売り物だ。県内の企業や行政の幹部ら約900人のデータベースを記事と連動させて提供し、記者が取材のたびにデータを更新。訃報(ふほう)記事も紙面に先駆けて載せる。

 サイト開設から4年、会員数…

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