AIは人類を超えるか 米中経済の旗手2人、異なる見解

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上海=福田直之
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 人工知能(AI)は人を超えるか――。世間をにぎわすこの話題について、米中のニューエコノミーの旗手2人が29日、上海市で開幕した世界人工知能(AI)大会で対談し、正反対の見方を示した。

 対談したのは、米電気自動車メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と、中国ネット通販大手「アリババ集団」の馬雲(ジャック・マー)会長だ。

 マスク氏は「一般的にAIの能力が軽視されている」「コンピューターがすでに人より賢くなっている面も多い」と強調。「未来の科学技術の発展は、人類のAIに対する理解を超えるものになる。それが良いかどうかはわからないが」と述べた。

 これらの見方に馬氏は「あなたの科学技術に対する見方に驚いた」と反論。「AIはより自分を理解するもの。AIは脅威ではない。人間は賢い」と述べた。「人が機械に制御されるとか言うが、そんなこと起きようもない。コンピューターは人間が発明したものだからだ」と説いた。

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 すると、マスク氏は「賢い人…

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