トヨタとスズキが資本提携へ 自動運転分野でも協力推進

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細見るい 木村聡史
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 トヨタ自動車とスズキは28日、資本提携すると発表した。トヨタが960億円を出資し、スズキの株式の4・94%を持つ。スズキはトヨタ株式を約0・2%(480億円相当)取得し、株式を持ち合う。両社は、これまでハイブリッド車(HV)などの分野で協力してきたが、自動運転など次世代技術の開発を加速するために、関係を一段と深める。

 海外の独禁当局の承認が得られ次第、実施する。

 トヨタの2018年の世界販売台数(ダイハツ工業日野自動車を含む)は1059万台。連結対象ではないが、出資先のスバルとマツダ、そして今回出資を決めたスズキを加えると、年間の販売台数は1600万台を超える。国内の自動車業界は、トヨタが中心のグループ、日産自動車三菱自動車の連合、ホンダの3陣営への集約が鮮明になった。

 今回の資本提携で、トヨタはスズキをグループに加え、次世代車のカギとなる自動運転や電動化などの開発を加速させる。新しい技術のすべてを単独で手がけることが難しいスズキにとっては、トヨタからの技術支援をこれまで以上に期待できる。

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 両社はこの日、「自動運転分…

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