囲碁名人戦、スケール大きな白の勢力 名人は荒らせるか

有料記事

[PR]

 円熟の連覇か、初の10代名人誕生か――。張栩名人(39)に芝野虎丸八段(19)が挑戦する第44期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局が27日午前9時、東京都文京区のホテル椿山荘東京で始まった。張名人が連覇すれば通算6期目の名人位獲得、芝野八段は井山裕太・現四冠もなしえなかった初の10代名人誕生がかかる。シリーズの行方を占う重要な一番だ。

 持ち時間各8時間の2日制で、27日夜に打ち掛け、28日朝に再開し、同日夜に終局する見込み。両者とも打ち手の速さが持ち味で、目の離せない展開になりそうだ。

流行の手、双方が繰り出す(1日目総評)

 第1局は午後5時43分、挑戦者が88手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、名人が3時16分、挑戦者が4時27分を消費。28日朝に再開され、夜までに終局する。

ここから続き

 右上と左上で、先に相手に石…

この記事は有料記事です。残り4274文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら