千住明がこだわる特注の五線紙 「風林火山」はタテ型で

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聞き手・佐藤陽
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 千住明さん(58)は、NHK大河ドラマ「風林火山」のテーマ曲をはじめ様々なジャンルの楽曲を作ってきた。来年には作曲家として35周年を迎える。本人いわく、世に送り出したのは約3千曲にのぼる。その最初のアイデアは、こだわりのつまったオーダーメイドの五線紙から生まれるそうだ。これまで使った五線紙の枚数は、どれほどになるのか。「五線紙に育てられた」という作曲家人生を語ってもらった。

楽譜は「絵画」

 その五線紙とは、30年近く前から東京の老舗にお願いしている、ネーム入りの特注品です。大きさはA3判で、縦型(36段)と横型(24段)の2種類。縦型には小節を区切る線が入ったものもあります。五線の間隔や余白、紙の厚さなど、どれをとっても職人技です。

 たとえば縦型の冊子には「風林火山」のテーマ曲の楽譜を書きました。横型は、曲を思いついたとき、メモ書きに使うことが多いですね。

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 五線紙へのこだわりは、画家…

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