トランプ氏からの攻撃、米中摩擦激化… どうするFRB

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 米中が制裁関税の応酬を重ね、市場が動揺するたびに米国の中央銀行、連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和のメッセージを出し、救いの手を差し伸べてきた。再び金融緩和への依存を強める米経済の現状をどう見るのか。米国を代表する実務派の経済学者2人に聞いた。

アラン・ブラインダー元FRB副議長

 FRBが9月に追加利下げに踏み切るかどうか、パウエル議長自身、まだ考えを固めきれていないのだろう。金融政策を決めるのに普通なら考慮しない通商問題が最大の変数になってしまい、毎時間ごとに状況が変わっているからだ。

 米経済は今、ほぼあらゆる観点からみて強い。私なら7月末の利下げはしなかった。その後の経済データも堅調で、ますますその思いを強くしている。

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 いまの政策金利は年2%ほど…

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