大分)耶馬渓で農泊始まる 宿泊施設減少も背景に

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大畠正吾
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 民家に泊まって田舎暮らしや農業などの体験をする「農泊」が、大分県中津市耶馬渓町で始まった。3軒が参加し、訪れる人々とのふれあいを通して耶馬渓の魅力発信に貢献している。観光地に欠かせない宿泊施設の減少を補う存在としても期待されている。

 昨年秋、自宅を「みどりさん家(ち)」と名付けて農泊を始めた耶馬渓町平田の元中学教諭、緑紘一さん(75)とアケ美さん(70)夫妻。今年6月には、香港でIT関係の仕事をしている林偉雄(リンウェイション)さん(33)一家の親子3人を迎えた。

 紘一さんは4歳の男の子にニワトリのエサのやり方を教え、産んだばかりの卵にさわらせた。夕食はアケ美さん手作りの煮物やから揚げなどが並んだ。食事中、スマートフォンの翻訳アプリを使った会話が弾んだ。

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 林さんは「チョウなどが好き…

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