イルカショー、「育休明け」で再開 しながわ水族館

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伊藤恵里奈
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 しながわ水族館(東京都品川区)で26日、出産したイルカのため中止されていたイルカとアシカのショーが再開された。「育児休業」明けのバンドウイルカのバニラ(メス、推定12歳)も、ショーには出演しないものの、赤ちゃんイルカ連れで元気な姿をみせた。

 バニラは昨年秋に妊娠が分かった。バンドウイルカの繁殖は難しく、生まれたばかりのイルカが水面で呼吸できなかったり、うまく母イルカの乳を飲めなかったりして死ぬことが多い。

 繁殖専用のプールがない同館では、今年6月5日からショーなど一部イベントを中止し、同20日に雄イルカを出産したバニラが落ち着いて子育てできる環境を整えてきた。松戸利久副館長は「人気のイルカショーを中止することは水族館の死活問題だが、周囲の理解を得られて、赤ちゃんイルカをここまで無事に育てられた」と語る。これで現在5頭いるイルカのうち3頭が同水族館生まれとなる。

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 繁殖に力を入れる背景には…

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