岡山)吉備中央の水車米が話題 町おこしの新たな一手に

有料記事

華野優気
[PR]

 「水車米」で地域おこしを――。吉備中央町の山里にある水車を住民らが復活させ、水車でついた米のブランド化を目指している。ふるさと納税の返礼品とする動きも進んでおり、町をあげた取り組みとなっている。

 水車小屋は吉備中央町和田地区の静かな山里にたたずむ。水路の水を動力源に「ゴットンゴットン」と優しい響きで、直径約3メートルの水車が回る。

 回転が小屋の歯車に伝わり、上下に動く杵(きね)で臼に入った玄米をじっくりと精米する。精米機だと米30キロが約10分で済むところ、水車は約12時間。機械では米が摩擦で熱くなりすぎるため、うまみが落ちてしまうこともあるという。

ここから続き

 江戸時代、町内に500以上…

この記事は有料記事です。残り797文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら