男女が3人ずつコートに立つ「混合バレーボール」がじわりと広がっている。男女同数ならではの面白さとともに、生涯スポーツにつながる面や、男女共同参画社会と軌を一にする面も。来年3月には世界大会が千葉県館山市で開かれる。
8月11日、川崎市のとどろきアリーナ。NPO法人日本混合バレーボール連盟が主催する全国選手権の東ブロック大会が行われ、社会人や学生たちによる15チームが集った。
背の高い男性がスパイクを打つ攻撃がスタンダードだが、相手チームの女性が拾う場面も。長身女性が男性のブロックを破るシーンもある。通常の6人制同様にローテーションがあり、男女は交互に配置。前衛は「男2女1」「男1女2」と常に変わる。
「男女が交ざり、幅のある戦略を考えることが混合スポーツの真の楽しさです」と話すのは、同連盟の大江芳弘理事長(39)。他競技でも男女が技を交える種目は卓球やバドミントン、テニスの混合ダブルスくらいで、それほど多くはない。
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