容疑者は南米系「ボス」 一時金の多さ狙い三つ子申請か

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山下寛久 寺沢知海 松本江里加
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 国民健康保険の出産育児一時金をだまし取ったとして、ボリビア国籍の男が詐欺と詐欺未遂の疑いで神奈川、千葉両県警に再逮捕された事件。男は、ボリビアで出産したとする偽造証明書を作成し、自治体に提出していたという。海外出産では現地の医療機関への事実確認が難しい場合があり、こうした不正請求は少なくないとみられる。

 捜査関係者によると、イシイ容疑者は日系人で、自宅で外国文書の翻訳や書類作成の代行業を経営している。申請に必要な書類を偽造して、自治体に提出していたという。

 イシイ容疑者は、ボリビアの病院名や医師名を記載した印鑑を作成。両県警は自治体に提出した偽造の出産証明書の多くは、この印鑑が押されていたとみている。ほとんどが双子か三つ子を出産したと申請しており、1回で多くの金額をだまし取ろうとした可能性があるという。

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 捜査関係者によると、イシイ…

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