愛知)「本音で話せる場所を」トリエンナーレ作家が試み
江向彩也夏
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」に参加する毒山(どくやま)凡太朗さん(34)が22日、名古屋市西区の円頓寺本町商店街に新たな展示スペースとイベント会場を開いた。企画展「表現の不自由展・その後」が中止となり、他の展示にも閉鎖や変更が広がる中、「対立を超え、本音で話し合える場所を作りたい」との思いを込めた。
展示スペースは神社「多賀宮」の社務所にあり、夕方に開く。入場料は「おさい銭」。1階に太平洋戦争の沖縄戦を題材とした映像作品「戦争は終わりました」を展示し、2階にイベント会場を設けた。22日夜、過去3回のあいちトリエンナーレに参加した建築家の武藤隆さんが「週刊武藤」と題して芸術祭の楽しみ方を語った。
毒山さんは2011年の東日本大震災で故郷の福島が一変したのを機に、現代美術家に転身。トリエンナーレで、名古屋名物のういろうで桜の花3万個を作った作品「Synchronized Cherry Blossom」など3点を出展した。
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「表現の不自由展・その後」…
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