静岡)袋で小分け、「安心」炊き出し講習会

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堀之内健史
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 日本赤十字社静岡県支部は22日、静岡市葵区の同支部で災害発生時の「炊き出しリーダー」養成講習を開いた。「包装食袋」で一人分ずつ小分けにして調理する方法で、アレルギーや食事制限がある人にも対応できる炊き出しを学んだ。

 参加したのは県内に40あるボランティアグループの地域赤十字奉仕団員50人。炊き出しといえば、大きな鍋で一つの料理をまとめて大量に作るのが一般的。同支部によると、その方法だと効率的だが、アレルギーがある人や糖尿病による食事制限がある人など、食べられない人が出てくる。また、分ける際に人の手を介すため、衛生面のリスクもある。1959年の伊勢湾台風では炊き出しのおにぎりで食中毒が起きたという。

 そこで開発されたのが、耐熱性の高い包装食袋。一人分の食材を一つの袋に入れたものをまとめて鍋で温めて作るため、個人に合わせた食材や味付けによる食事を提供できる。

 養成講習で作ったのはカレー…

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