赤ちゃん抱いて国会議長が議事、ミルクあげながら NZ

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シドニー=小暮哲夫
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 ニュージーランド国会のトレボー・マラード議長が21日、生後1カ月の男の子を抱きながら議事運営をした。この赤ちゃんは、別の男性議員が同性パートナーとの間で迎えた子。議員の育児支援を性別にかかわらずに推進するこの国の国会を象徴する場面になった。

 マラード氏はこの日、タマティ・コフィ議員(39)が連れてきた赤ちゃんを議長席で抱き、哺乳瓶でミルクをあげながら、議事を進行した。その後、自身のツイッターに自らの写真とともに「今日はVIPが私とともに議事運営をした」と投稿。コフィ議員に対して「新しい家族ができておめでとう」とも書き込んだ。

 コフィ議員は7月、本人とパートナーの男性との間の養子となる男の子を、代理母の女性が産んだと公表していた。ニュージーランドでは、2013年に同性婚が合法化されている。

 マラード議長は17年11月…

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