合意なき離脱回避「責任は我々に」 英首相、独と会談で

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ロンドン=下司佳代子
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 英国のジョンソン首相は21日、ベルリンを訪れ、就任後初めてメルケル独首相と会談した。共同記者会見では、英国の欧州連合(EU)からの離脱条件をめぐり、メルケル氏から合意なき離脱を避けるための解決策を英国は示すべきだと問われ、「責任は我々にある」と回答。英国では10月末に必ず離脱すると公約する一方で、合意なき離脱を避けるために努力する姿勢をメルケル氏に示した。

 英国のメイ前首相とEUが合意した離脱条件では、英領北アイルランドと接するEU加盟国アイルランドの間には、税関などを設けずに開かれた国境を維持するため、英国はEUの関税ルールに従い続ける可能性があるとする規定がある。これに英国では強硬離脱派が猛反発しており、ジョンソン氏はこの規定を削除し、代替案に置き換えると主張。一方、EUは規定は必要だとして再交渉を拒否し、両者の議論は平行線をたどってきた。

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 メルケル氏は会見で「もしこ…

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