単身赴任中でも子守ができる ARで変わる「現実」

有料記事

増田愛子 黒田健朗
【動画】NTTサービスエボリューション研究所が開催した「スポーツ観戦の再創造展」=増田愛子撮影
[PR]

 VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)などの技術や脳科学は急速に進歩し、現行の数十倍の高速・大容量通信ができる次世代通信規格「5G」の実用化も迫る。最新技術は今後、人間の五感や身体性にどんな影響を与えるのか。どんな未来があるのか。

 高層ビルの間に架かる幅約10センチの鉄骨の上を、そろそろ歩いていく。風を感じ、震える足。踏み外したと思った瞬間、景色の上下がひっくり返り「うわー!?」。床のマットに倒れ込み、現実に引き戻された。頭にはヘッドセット。傍らで扇風機が回っている。

 東京・渋谷の「VR PARK TOKYO」。雑居ビルの4階、VRを使うアトラクション8種類が並ぶ。3年前の開設以来、本当の危険なく、スリルを楽しみたい人々でにぎわう。

 主人公が暮らす世界は、コンピューターの作った仮想現実だった――と描く映画「マトリックス」の公開は、1999年。今、「VR PARK」のように仮想を現実と思わせる技術は、様々な形で私たちの周囲に存在する。

ここから続き

 中村獅童さんとCGのバーチ…

この記事は有料記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら