トルコのエルドアン政権が、少数民族クルド人が多い地域の3市長をテロ組織に関与した疑いで解任した。いずれも3月の統一地方選でクルド系政党から出馬して当選したばかり。クルド人武装組織の勢力拡大への危機感が解任の背景にあるとみられ、市長らの支持者らは「民主主義に反している」と反発している。

 トルコの法律では、職務に関連した容疑で捜査対象になった自治体職員を、たとえ逮捕・起訴されていなくても、内務相が解任できる。

 19日に解任が発表されたのは、南東部のディヤルバクル、マルディン、東部ワンの3市の市長。内務省によると、3人は分離独立を目指す非合法武装組織「クルディスタン労働者党」(PKK)や関連組織のメンバーになるなどした疑いがもたれている。

 内務省の声明によると、「PK…

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