「悔しくてたまらない」京アニ放火1カ月、ファンら追悼

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 京都市伏見区京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件から1カ月になった18日、現場近くの献花台に午前中から続々とファンらが詰めかけた。「京アニ作品に励まされてきた」「悔しくてたまらない」。様々な思いを胸に手を合わせ、花を供えた。同市の寺院では追悼法要が営まれた。

 事件のあった午前10時30分ごろには、ファンや近所の人ら約10人が訪れた。秋田市から訪れた大学1年の八木彗師(さとし)さん(18)は、京アニの「響け!ユーフォニアム」に元気づけられてきたという。「舞台になった場所を訪れ、再現する力がすごいと改めて感じた。すばらしい作品を作ってきた方たちなので、悲しい気持ちでいっぱい」

 火災の知らせを聞き、事件当日に現場を訪れたという伏見区の派遣会社員、林三千夫(みちお)さん(62)も花を供えた。「1カ月の節目なので、事件の起きた時間に来た。当日駆けつけたときには煙が出ていて、爆発するような音を2回聞いた。悔しい気持ちは変わらない」。手を合わせるのはこれで6回目といい、「献花台がある限り続けたい」と語った。

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