国外避難の元党首、カンボジアに帰国へ

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ハノイ=鈴木暁子
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 カンボジアの野党救国党の支持者は16日、国外に逃れている元党首のサム・レンシー氏が11月9日にカンボジアに帰国すると明らかにした。救国党は最大野党として与党人民党に迫る人気があったが、2017年に政府の訴えに基づき解党された。カンボジア政府はサム・レンシー氏が実際に帰国すれば逮捕する方針を表明している。

 救国党は13年の下院の総選挙で4割以上の票を獲得し、フン・セン首相による長期政権を覆す可能性も浮上していた。だが17年11月、政府の訴えに基づく最高裁の命令で解党に追い込まれ、18年7月の総選挙は与党が全議席を獲得した。

 救国党は幹部ら100人以上が5年間の政治活動禁止を命じられ、多くが海外に逃れたが、レンシー氏とともに帰国する予定だという。支持者らは政府による一方的な解党を認めず、救国党の名称で活動を続けている。

 サム・レンシー氏は海外滞在…

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