不動産事業を手がけるユニゾホールディングス(HD)は16日、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)からの敵対的TOB(株式の公開買い付け)への対抗策を発表した。ソフトバンクグループ傘下の米国の不動産投資ファンドから友好的なTOBの提案があり、これに賛同する。HISの買い付け阻止を狙う。
ユニゾによると、米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが特別目的会社を設け、ユニゾ株を1株4千円で買い付ける。HISによる買い取り価格の3100円を上回る水準だ。
ユニゾ株の3分の2以上の取得をめざす。全株を取得して上場を廃止する可能性もある。投資額は最大で1368億円にのぼる。買い付け期間は週明けから10月1日までを予定する。
フォートレスは2017年にソフトバンクグループの傘下に入った。日本国内ではオフィス向けの不動産やビジネスホテルの「マイステイズ」を営む。
ユニゾは不動産事業を中心に…
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