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　街中にあるコインランドリーの裏口から階段を上がると、その先の「ニカイ（２階）」には――。多分野で活躍する人々が集まって仕事をしたり、語り合ったりできる「大人の秘密基地」が、三重県桑名市の近鉄桑名駅近くにできた。

　「ニカイ」は、コインランドリー上にあった空き部屋を改装し、生まれた。約１７畳の部屋には、木製のテーブルやいすのほか、ハイカウンターも。事務所や会議室を共有する「コワーキングスペース」のように、利用者がそれぞれの仕事をするだけでなく、利用者同士が交流できる空間だ。

　管理人の福田ミキさん（３７）は市内在住ながら、遠隔で東京の企業のバックオフィス業務などを担うテレワーカー。自身のオフィスとなる場所を探す中で、多様な人が集まれる空間をつくろうと考えた。友人で建物のリフォームなどを手がける水谷岳史さん（３１）らと相談し、４月下旬から改装を進めてきた。

　利用者同士の交流が自然に生…