静岡)追悼と平和願う思い、各地で式典

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堀之内健史 阿久沢悦子 菅尾保
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 太平洋戦争の終結を告げる玉音放送から74年。静岡県内各地で15日、令和になってから初の終戦記念式典があった。出席した遺族や市民は戦争の犠牲者に思いをはせ、平和の尊さをかみしめた。

 2千人以上が亡くなった空襲を含め、約1万8230人が犠牲になった静岡市では、駿河区のグランシップで慰霊法要と市主催の式典があり、558人が出席した。

 遺族代表謝辞を述べた市清水遺族会女性部長の深津芙美子さん(76)の父親は会社員だったが、芙美子さんが生まれる前に静岡第34連隊に入隊、サイパン島で玉砕した。「母子家庭というだけで進学、就職の差別もあった。そんな時代が繰り返されることのないよう戦争がない平和な時代が続いてほしい」と訴えた。

 「平和へのメッセージ」で…

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