島根)安川毅さん「戦争は本当につまらん」
市野塊
松江市の安川毅さん(94)は、県の募集に応じて14歳で旧満州に渡り、戦後、ソ連軍に捕らえられシベリアで3年の抑留生活を送りました。「人間はどこの国の人も一緒」「人同士が殺し合うなんて、戦争は本当につまらん」と話します。
雲南市大東町の農家の次男として生まれた。「長男でもないし、満州の方が仕事もあるだろう」と、開拓団に参加。県内の約300人とともに渡り、ソ連との国境付近で開墾を始めた。戦況が激しくなっていた20歳のとき関東軍に入り、戦闘訓練や陣営の警備に当たった。「不安でいっぱいだった」と振り返る。
しばらくして終戦を迎えた。大隊長から言われたのは、「日本は敗れた。好きなところへ行け」。
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どうしていいか分からず、先…
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