茨城)鹿島臨海鉄道50年 貨物も収入を支える

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村山恵二
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 鹿島臨海鉄道(臨鉄)が1969年に設立されて今年で50年。会社の出発は、鹿島サッカースタジアム駅(茨城県鹿嶋市、旧北鹿島駅)と奥野谷浜駅(神栖市)を結ぶ貨物専用の鹿島臨港線だ。今も、化学工業製品などを積んだ貨物車両を牽引(けんいん)するディーゼル機関車が活躍している。

 臨鉄は鹿島臨海工業地帯の原料や生産品の輸送を目的に、旧国鉄や県、進出企業が出資して作られた。翌70年に鹿島臨港線(19・2キロ)の営業を開始。同工業地帯の「動脈」として発展に寄与してきた。

 78年から、新東京国際空港(現・成田空港千葉県成田市)用の航空燃料の暫定輸送も担い、旅客営業したが、千葉港千葉市)からのパイプライン化に伴って83年に廃止された。

 臨鉄は旧谷田部町(現つくば…

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