宮古サウンド届けたい 沖縄離島の2校、九州吹奏コンへ
伊東聖
23~25日に熊本市で開かれる第64回九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)の中学と高校の部に、沖縄からは離島・宮古島の学校がそれぞれ県代表に選ばれ出場する。楽器の運搬など離島のハンデを抱えつつも「明るい宮古サウンドを届けたい」と練習に励んでいる。
「音程ちょっと合わなかったね」「ベースライン、伸ばしてくださいね」。宮古高校の音楽教室。顧問の玉城菜々子教諭(35)が静かに言うと、生徒たちは「はい」と返事をして演奏を繰り返した。
部員54人は全員女子。7月23日にあった県吹奏楽コン高校Aパートで25団体の中から、那覇高とともに県代表に選ばれた。離島の高校が県代表になったのは初めてだ。
玉城教諭は昨年4月に着任した。吹奏楽だけにどっぷりつかるのではなく、集中して取り組めるようにと練習時間を短くした。コンクールの前以外は朝練も昼休み練もやめ「内容を含め、生徒に投げかけ、考えさせて練習するようにした」という。
■楽器運搬、組み立て 負担乗…
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