福島)小高の旧スーパー、おそうざいの店として再出発

有料記事

江川慎太郎
[PR]

 震災と原発事故後、営業を休止していた南相馬市小高区のスーパーマーケットが、新たに総菜店として再出発した。名物のおはぎも復活し、帰還した人たちを中心に買い物客でにぎわう。店を切り盛りする女性は「震災前と変わらない味で、小高に戻りたいと思ってくれる人を増やしたい」と意気込む。

 小高区の中心部で13日に営業を始めたのは、「おはぎとおそうざい ふるうちの台所」。かつて「食品スーパーふるうち」として地域の人々に愛された店だ。

 初日、開店を待ちかねた客たちが次々と店内に入り、お目当てのあんこやずんだのおはぎを買い求めた。たまねぎとベーコンたっぷりのナポリタンスパゲティ、切り昆布やさつま揚げが入った五目煮、マカロニサラダも棚に並び、人気を集めた。

 2年前に帰還した阿部陽子さ…

この記事は有料記事です。残り603文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら