レゲエグループ「湘南乃風」のSHOCK EYEさんは、2人の男の子のパパです。子育てのモットーは「とにかく褒める!」。こうした姿勢には、自らの子ども時代、親から「認めてもらえない」と感じていたことも影響しているといいます。
息子2人は友達感覚
小学4年生の長男(9)と幼稚園年中の次男(4)がいます。いつも友達みたいな感覚で接していますね。好きなテレビゲームを一緒になって夢中でやるし。「厳格な」というよりは、その真逆です。
次男は自分が可愛がられていることがちゃんとわかっているようで、甘え上手。駄々もこねるけど、それも可愛くてしょうがない。
長男は最近、友達同士で休み時間に劇を創っているんですよ。学校の音楽室で、自作のミュージカルを披露してる。家でも突然ポーズをつけて歌い出すので「おお、いいね~」とか言ったり、シナリオの相談に乗ったりしてね。
彼が生まれた時、僕はちょうど仕事が忙しくない時期で、ずっと一緒にいることができました。長男が泣いた時は、僕が抱っこすると泣きやんだ。その時の「近さ」が、僕の中での基準になっています。あの頃の距離感をこれからも保っていたいなって。
だから、次男が生まれた時は長男が寂しい思いをしないように、意識的にかまってあげるようにしていました。生まれたばかりの次男にはミルクをあげたり、オムツを替えたり、寝かしつけたり、どうしても手をかける時間が長くなりますから。
兄弟間はすごくイーブン(対等)な感じです。お互い年の差を意識していないので、「ちっちゃいんだから」も「お兄ちゃんなんだから」も通用しません。
たまに長男が僕を呼ぶ時、弟の名前と間違えることがあるんです。友達を呼ぶ時みたいに「お前さ…」と言いかけることも。僕の両親は厳しかったので、僕が子どもの頃は親を学校の先生の名前で呼びそうになったことがありましたけど、僕の場合はどうやら友達や弟と同列みたいです。
自己肯定感を持てなかったからこそ
僕自身はしつけの厳しい家で育ちました。幼稚園の頃は両親を「お父様、お母様」と呼んでいて、父親の言うことは絶対。9歳から猛勉強して中高一貫校に受かりましたが、「兄が受験に失敗したから」という理由でお祝いもしてもらえませんでした。
褒められない環境で、育った…
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