寝屋川市「完全フレックス」導入→採用応募者が10倍に

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森下裕介
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 市職員が自由に勤務時間を決められる「完全フレックスタイム」制を、大阪府寝屋川市が10月に始める。柔軟な働き方を取り入れ、幅広い人材を採用するねらい。働き方改革に取り組む自治体はあるが、全職員が出勤する時間帯を定めているところがほとんどで、総務省公務員課は「他に聞いたことがない」という。公表したところ、10月1日採用の職員試験に、例年の10倍以上の応募があった。

 2日開会した9月定例市議会で市条例改正案を提出した。

 現在の市条例では、ほとんどの常勤職員の勤務時間は午前9時~午後5時半、昼休みは正午から45分間と定めている。

 10月からの新制度はすべての常勤職員が対象。前月までに申告すれば、労働基準法の範囲内なら午前8時から午後8時までの間で、好きな時間に働ける。1カ月の総勤務時間が決められた時間(今年10月なら170時間30分)であればよく、ある日は午前8時から午後5時まで、1時間の休憩を挟んで計8時間、ある日は1時間だけ勤務、といったこともできる。時間の割り振り次第では週休3日にすることも可能だ。

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 時差出勤などを取り入れてい…

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