ももクロ聖地、復旧に支援続々 モノノフから100万円

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阿部治樹
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 昨年9月の台風21号で本殿屋根などに大きな被害を受けた、佐佐木源氏発祥の地・沙沙貴(ささき)神社(滋賀県近江八幡市安土町常楽寺)が、地元や全国の佐々木さんらの支援で復旧しつつある。佐々木姓のメンバーがいる4人組の人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)のファンと類推できる人の寄付も後押ししているという。

 神社は、江戸時代に建立された本殿や拝殿など8棟が県指定有形文化財。このうち本殿北側の屋根の3分の2が強風で吹き飛ばされた。本殿周辺を囲む透塀(すきべい)も格子や屋根瓦が大破し、境内の樹木約60本が倒れた。

 被害総額は1億円余り。県や市から補助金は出るが、半額近くは神社側が負担しなければならない。

 岳(おか)眞杜(まもり)宮司(81)は翌月から、氏子らへの神社便りやホームページなどで支援を求めた。氏子や地元住民、神職関係者、全国佐佐木会の人ら約1千人が応じて約1500万円が寄せられた。それを元に昨年12月、本殿修理工事の契約ができたという。

 そうした中で、岳宮司が支援金用の銀行口座の通帳記入をした。すると「チバモノノフ」「ヒョウゴモノノフ」など末尾に「モノノフ」の言葉が付いた名義の振り込みが数十件あった。合わせて約100万円。

 神社には、隣の東近江市で昨年4月にももクロのコンサートがあってからファンの訪問が増えている。

 ももクロメンバーの一人は佐々木彩夏さんで、グループ名に通じる「四ツ葉のクローバーお守り」もある。ファン同士の交流サイトなどで存在が知られ、ファンらが訪れる「聖地」の一つになっている。

 支援金用の銀行口座も、もも…

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