どん底から再起、名鉄の常務 愛知出身でも…宮崎大使に

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初見翔
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 名古屋鉄道の取締役常務執行役員、岩切道郎(みちお)さん(56)は、宮崎県をPRする「みやざき大使」を務めている。愛知県で生まれ育ち、知名度も著名人に及ばない。それなのに大使を任されているのは理由がある。

 「観光宮崎の父」と呼ばれた岩切章太郎氏(1893~1985)の孫で、宮崎交通の元副社長として経営再建に奔走したからだ。章太郎氏は宮交の前身を創業し、新婚旅行ブームを牽引(けんいん)したことで知られる。

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 「会社を手伝ってくれないか」。バスを主力とする宮交の社長だった父に告げられたのは95年正月のことだった。

 父は章太郎氏の次男で、トヨ…

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