名古屋城と熱田神宮、駅名に採用? 市営地下鉄が検討へ

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堀川勝元
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 名古屋市が市営地下鉄の駅名変更を検討することになった。観光名所の名古屋城熱田神宮に近い駅の名称がそれぞれ「市役所駅」や「伝馬町駅」となっており、分かりにくさが指摘されていた。有識者らによる懇談会を開いた上で、2021年1月までに新たな名称を決める方針だ。

 名古屋城は中部圏を代表する人気の観光スポットだ。市は名古屋城天守を木造化する方針を打ち出しているほか、戦災で焼失した名古屋城本丸御殿を復元し、昨年6月に全面公開。「なごやめし」が楽しめる観光エリア「金シャチ横丁」を城周辺で開業させるなど観光誘客に力を入れる。

 だが、名古屋城の周辺は名古屋市役所などの官公庁が集まり、最寄り駅の名称が「市役所」となっていることから17年3月の市議会本会議で、市議が「路線図で名古屋城を確認する方法がない」と指摘。観光案内所でも外国人観光客から名古屋城へのアクセスの問い合わせが多いことを踏まえ、駅名変更の必要性を訴えていた。これに対し、河村たかし市長は「何十年前か知りませんけど、やっぱり役所が中心だったんですよ。残念なことに」と駅名が決まった時代背景に触れ「リニアが通ることになりちょうど時代の転換期。名古屋城と大きく書かないかん」と答弁。熱田神宮に近い「伝馬町駅」の変更も含めて前向きな意向を示していた。

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 市によると、ほかに駅名変更…

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