GDPプラス成長も広がる不安 製造業で相次ぐ業績悪化
内閣府が9日発表した2019年4~6月期の国内総生産(GDP)1次速報は、内需が全体的に好調だったものの、外需は米中貿易摩擦などの影響で振るわなかった。半導体や自動車部品など輸出メーカーを中心に業績の悪化がみられ、先行きを懸念する声も強まっている。
東芝は、半導体事業が中国市場の低迷で苦戦。自動車や家電に使うシステムLSI(大規模集積回路)などの需要が落ち、4~6月期の同事業の売上高は前年同期比16%減だった。平田政善専務は決算会見で、「(中国市況は)楽観を許さない。景況感によって先行投資を少し抑えるなど、費用の効率化を考える」と説明した。
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