山形)ロケでも使用の旧高畠駅、耐震化して保存・活用へ

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 昭和初期の石造りの駅舎「旧高畠鉄道高畠駅舎」の保存活用計画を、高畠町がつくった。町内産の凝灰岩・高畠石で造られた築85年の駅舎は、国の登録有形文化財に指定されている。計画は耐震化工事を実施し、公開していく方向性を示しており、町は活用策の議論を進めていく考えだ。

 高畠鉄道は1922(大正11)年に地元の有力者が株主となり、設立された民間鉄道。農産物や木材、石材などを輸送したほか、高校生らの通学にも利用されたという。74(昭和49)年の廃線後、線路跡地や駅舎などは町の所有になっている。

 34(昭和9)年建設の高畠駅舎は2階建てで、建築面積は134平方メートル。黄色がかった石の風合いと洋風建築風の造形が人気で、映画やテレビ番組などの撮影に使われることもあるという。2016年には石造りの変電所、倉庫、自動車修繕庫と共に国の文化財に登録された。

 町によると、これまでも町商…

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