2020年東京五輪の観戦チケットの追加抽選受け付けが8日、始まった。1次抽選で1枚も当たらなかった約416万人を対象に、野球やマラソンなど68万枚が販売される。最初の抽選で多くの落選者が出たことで、急きょ設定された手続き。期待を膨らませる人もいれば、予定外の販売スケジュールに戸惑う人もいる。

 五輪チケットは原則、「1日通し券」がなく、「午前」「午後」「予選」「決勝」など、大会組織委員会が決めた合計720以上の「枠」ごとに販売される。

 今回の追加抽選で販売されるのは全33競技のうち、体操やフェンシング、サッカーなど20競技の170枠。開閉会式や競泳などの人気競技は一部含まれないが、男子ビーチバレーや女子ラグビーの決勝など、メダル争いが観戦できる枠もある。

 購入できるのは1人1枠のみ。メダルが決まる試合は4枚、予選は6枚がそれぞれ上限となる。申し込みは第2希望まで可能だ。仮に約416万人全員が申し込んだ場合、倍率は6・1倍となり、1次抽選(5・3倍)より高くなる。

 組織委の関係者は一般論と断った上で「メダルが絡む枠は応募が集中する可能性がある。会場が比較的大きい試合は当たる確率が高くなるのでは」と話す。

 そもそも追加抽選は、当初想定…

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