鹿児島)火事だ、消火器だ 初期消火選手権燃える小学生
城戸康秀
薩摩川内市消防局が2年前から始めた夏休みの子供向けイベント「初期消火選手権」が熱気を帯びている。火事を知らせる声の大きさと消火器操作のタイムを競う、同消防局オリジナルの競技会。大人顔負けの記録をたたき出すリピーターもいるという。31日まで随時受け付ける。
同市消防局の新庁舎は2014年夏に完成。「防災研修センター」を備え、過去の大地震の揺れや台風の暴風、煙が充満した通路の避難のほか初期消火の体験ができる。いずれも無料。
小中学生を対象にした初期消火選手権は、この施設を有効活用しようと17年夏にスタートした。過去2回は訓練用の水消火器で大小7本のペットボトルを、いかに早く倒せるかを競ってきたが、3回目の今年は「新種目」を追加。大人に火事の発生を知らせることも子供の大きな役割だとして、「火事だー!」と叫ぶ声の大きさを測り、消火器操作との合計点を争う形にした。
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