肌に優しくフィットする「新感覚」 医療用冷却剤を開発

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関謙次
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 どこを触っても軟らかく、肌に当てても痛みがない「新感覚」の医療用冷却剤を、三重県松阪市岐阜市の中小企業が共同で開発した。三重、岐阜両県知事が連携することで2012年に合意した医療・福祉機器開発の「第1号」といい、全国の病院や学校に販売する。

 冷却剤は「ぷるCURE(キュア)アイスパック」(税別3300円)。松阪市の保冷剤メーカー「三重化学工業」が21日から医療用品として売り出す。タッグを組んだ岐阜市の「タナック」も別の名称を付け、美容業界などに販路を求めるという。

 長さ約22センチ、幅約10センチだが、袋までジェル製のため伸ばしたり曲げたりでき、肌に優しくフィットする。一般的な冷却剤は袋がフィルム製のため硬く、特に中身を閉じるシール部分が当たると痛みがあったが、この課題を解消したという。家庭用冷蔵庫で冷やせ、1時間弱は効果を保てる。

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 医療用としては、発熱時のお…

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