今年3月に宝塚歌劇を退団し、新たな世界に踏み出した七海(ななみ)ひろきさん。山あり谷ありだった宝塚での16年間を振り返ります。個性豊かな同期や、退団公演中の星組トップスター紅(くれない)ゆずるさんと花組トップスター明日海(あすみ)りおさんへの思いも聞きました。
――宝塚に入る前は、どんな子どもでしたか
兄がいるんですけど、ちっちゃいときはマネをしたくなって「お兄ちゃんが野球をやるなら、私もやる!」と野球をやったり、サッカーをやったりしていました。結構、アウトドアでしたね。
自転車に乗り始めたら、どっちが速いかとか競争するじゃないですか。それで坂を全力疾走したら、吹っ飛んでしまって、足をケガしたこともありました。やんちゃでしたね。
周りの幼なじみも男の子ばかりだったので、「自分も男の子みたいに格好良くいるんだ!」と、ずっと思っていました。
――小さい頃の夢は
そのときによってコロコロと変わっていましたが、昔の文集を読むと、キャリアウーマンやキャビンアテンダントとかバリバリ働く人になりたかったみたいです。「お嫁さん」とかでは、全然なかったですね。
〈小学6年のときにテレビで月組の「風と共に去りぬ」をみて、宝塚歌劇の世界に衝撃を受けた〉
「なぜこんなに厳しいんだろう」と思った音楽学校時代から、白のタキシードの着こなしが話題になったラストデイまで。現在の心境を語ったインタビュー動画もお届けします。
母がたまたま見ていて、一緒…
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