栃木)猛暑に火鉢を持ち込み雅楽練習 いったいなぜ?

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梶山天
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 日光東照宮日光市)では年1回、宮内庁式部職の楽師を招き、十数人の神職が笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、笛など雅楽の特訓を受ける。65回目となる今年も、8月初旬に5日間、社務所2階を会場に練習会が開かれた。

 外は猛暑の時期。室内は冷房が効いて涼しいのだが、笙を奏でる神職のそばには火鉢が置かれていた。神職は大粒の汗を顔に浮かべながら、時折、笙の下部を火鉢に近づけている。

 暑さに耐える精神鍛錬などではないそうだ。笙を担当して32年の斎藤禎一さん(59)が説明してくれた。

 笙は長さが異なる17本の竹…

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