98年度生まれは「黄金世代」 渋野は遅咲き

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 ゴルフ界に笑顔のまぶしいシンデレラが誕生した。全英女子オープンを制した渋野日向子は、観客と気軽に記念撮影に応じる20歳だ。同じ1998年度生まれには実力者がそろい、「黄金世代」と呼ばれる。

 元世界ランキング1位の宮里藍さんに憧れてゴルフを始めた同世代の選手たちが、女子ゴルフを盛り上げている。勝みなみが15歳で国内ツアーを制すと、畑岡奈紗は米ツアーに挑戦して3勝を挙げた。その後も、次々と選手が台頭。渋野はむしろ遅咲きだった。

 昨年ツアー初優勝した大里桃子は、渋野とは高校1年時に一緒にラウンドを回って以来の付き合い。今はよく食事をともにする仲良しだ。性格を「男っぽくて、さばさばしている。いつも笑顔で、あんな感じ」と見る。「渋野は、はまったらどこまでもいくタイプ。思い切りが良くて、怖がらない」と語る。

 今年3月にツアー初勝利を挙げ、国内の賞金ランキング5位につける河本結は「すごい。本当にシンデレラ」と言う。「ボギーをたたいても、調子が悪いときも、笑顔。いつも笑顔でいるのは、とても大切なことだと感じる。いつも学んでいる」

 まだ優勝経験のない三浦桃香は「神的な存在」という。「パターがうまくて、ショットもしっかり振れている。私の目標」と話す。

 東京五輪出場は、来年6月の…

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